田舎暮らし、はじめてみませんか?

田舎暮らしナビ

田舎暮らしは大変!?

楽しさばかりではありません…

都会での生活から離れ、さまざまな理想を抱いて田舎暮らしを始める人が増えています。
実際に幸せな生活を送っている方もたくさんいらっしゃいますし、田舎でしか得られないものも沢山ありますが、
あえて言うならば、田舎は想像しているほど理想郷でもありませんし、田舎にいる人がすべて良い人という訳でもありません。

最初からこのようなことを書くのも心苦しいのですが、 環境が変われば当然、いいことだけでなく辛い点も出てきます。
田舎で生きていくにはそれなりに苦労もありますし知恵も必要になります。
では、田舎の現実とはどういうもので、田舎で暮らすとはどういうことなのでしょうか。
ざっと考えただけでもこれだけの問題があります。



・インターネット、携帯電話の電波が入るとは限らない

田舎でも、都市部を離れると携帯が圏外になる場所が沢山あります。
また、インターネットでは、光どころかADSLすら届いていなかったりということも、まだまだありますので、田舎暮らし後も
仕事のやりとりはインターネットや携帯で、などと考えている方はまずこの点の確認が必須です。



・よそ者には保守的?

田舎暮らしにおける重要な問題のひとつが近隣問題。
田舎のひとはあったかい、という想像がされがちですが、一概にイエスと言える訳ではありません。
田舎の人は、身内や仲間に対してはこの上なく優しいのですが、よそ者がポンっと入ってきた時は警戒されることが多いです。
(地方や風土によって異なるとは思いますが)

表面上ではニコニコしていても、心の中で壁を作られている、なんてこともありますし、近所同士の結びつきが強いため、
噂話が伝わるのも早かったりします。
場合によっては、ゆっくり時間をかけて仲良くなる必要もあることでしょう。それは根気がいる作業になるかもしれません。
地区行事に積極的に出たり、何か地元の役員になったりと、逆に都会に無かったわずらわしさが出てくることも考えられます。


・田舎ならではの環境問題?

田畑や山々など、美しい景色が心を癒してくれる反面、田舎特有の環境問題もあります。
家畜を育てている家からは悪臭(特に夏場)が漂いますし、採掘場の近くからは粉じんが多く飛び散り、田んぼや農地には
毎年化学肥料や動物のふんなどの堆肥が撒かれます。
せっかく干した洗濯物に、家畜のにおいや粉じんによる黄ばみなどがついたりする場合もあります。
しかし、これらに対して、後から越してきたあなたが苦情を言えるわけがありません。
住んでから後悔しないよう、 事前に周辺の環境を充分調査してください。



・自然災害

都市部と比べ、田舎は水害や山崩れなどの自然災害による被害をまともに受ける危険があります。
雑木林に囲まれたのどかな風景も、いったん台風に見舞われたら、一変して自然の猛威がキバをむいてきます。
川が溢れれば家は床上浸水、裏山が崩れれば最悪生き埋め、などということにもなりかねません。

これらのリスクを完全に回避するのは不可能ですが、少しでも安心を得るために、 これから住もうと思っている場所が
特別危険な地域でないか、必ず一度調査してみてください。
役所の建設課あるいは土木課で、移住候補地が「洪水氾濫危険区域」、「急傾斜地崩壊危険区域」などに該当しないか
聞いてみましょう。




といったように、いきなり厳しいことばかり書いてしまいましたが、なにも田舎暮らしを止めたい訳ではありません。
しかし、現実を知らずに理想だけを追い求めるのは危険なことです。
ここに記載した以外にも、田舎暮らしにまつわる問題は沢山あります。
表面的な立地条件だけでなく、その裏にある現実をしっかり調査して移住を決断してください。
その手間さえ惜しまなければ、かならず良い結果が生まれると思います!






軽井沢 土地

Copyright (C) 2007 Inakagurasi NAVI  All Rights Reserved